乳がん検診

乳がん検診精中機構の認定を有する女性放射線技師がマンモグラフィー検査、乳腺エコー検査を担当します。
マンモグラフィー検査の後 お着替えなしで、そのままエコー検査を受けて頂きます。
「検査の痛みが怖い、恥ずかしい」というようなストレスを極力軽減しつつ、マンモグラフィー画像を確認後にエコー検査を行いますので、より精度の高い検診が可能となり、加えて検診当日に一次結果をお伝えし、個々に最適な乳房検診の提案もしています。
エックス線検査

マンモグラフィとは乳房のX線撮影のことです。
専用の撮影装置を用いて乳房を圧迫して撮影します。
少し痛みを感じる場合もありますが、乳腺の病気の発見にはとても有用です。
特にしこりとして触れるようになる前の早期の乳がんに伴って発生する石灰化の発見や、脂肪の多い乳房での腫瘤(しこり)の発見に効果的です。X線の被ばくによる影響の心配はありません。
注意:ペースメーカーを装着されている方、豊胸手術をされている方、V-Pシャントを施行されている方は、圧迫の時に破損する危険性がありますので、当院では行っておりません。

3D(トモシンセシス)マンモグラフィー撮影
当院では、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)を導入しております。
3Dマンモグラフィとは、アーム部分をスイングさせることで、断層(CTのような)画像を得ることができる最新の撮影技術です。
従来の2D撮影では、乳腺の重なりによって見えにくい病変がスライス画像によって、腫瘤、またその辺縁、石灰化の分布などが容易に確認できるようになります。
ドイツ・シーメンス社製のマンモグラフィ撮影装置の特長
- 痛みの少ない圧迫、受診者ごとにあった最適な圧迫
- エックス線の被爆を最大30%低減
超音波検査

エコー検査とも呼ばれるものです。
乳房に超音波を発する器具(プローブ)を当てて、乳房内部から跳ね返ってくる超音波を画像にして調べます。
この検査は特に腫瘤(しこり)を作るタイプの病変や、乳腺がたくさんある乳房での病気の発見に有用で、マンモグラフィと相補う検査法です。
乳腺超音波検査はマンモグラフィーでは分かりにくい、若年者の乳腺などには特に有効です。乳房を圧迫する必要がなく、痛みも全くありません。

3D全自動乳房超音波
- ABVSは乳房を検査もれがないように、くまなく自動的に検査を行えます。
- 取得した3Dデータから、いつでも最適断面を切り出し、何度でも確認が可能です。
- 検査時間は10分程です。
- 再現性が高く、過去のデータとの比較が容易に行えます。
- 日本では数台、神戸では初の導入となります。
- 体型・症状・条件等によりABVSから従来通りの乳腺超音波に変更する場合もございます。
実際の検診の流れ
当院ではマンモグラフィー検査・乳房超音波検査の併用を勧めています。
- 問診票に記入
- マンモグラフィー検査
乳房専用のレントゲン装置で乳房を挟んで検査を行います。
上半身裸になって受けて頂きますが、専用の乳房が隠れるタオルを羽織って羞恥心の軽減に努めています。 - 撮り終えたマンモグラフィー写真を、技師が二人以上でチェックします。
過去画像と見比べて変化がないか? 念入りにみています。
- 超音波検査
全自動乳房超音波と、通常のハンド超音波はお乳の形態などで、使い分けています。
マンモグラフィーも担当した技師が担当します。 - 診察室で、院長が画像を見ながら一次結果の説明をします。
「過去画像との変化なしでほぼ異常なし。2年後の検診で大丈夫」
「前回と変化あり、三ヶ月後の再検査」
「乳がんが疑わしいので精密検査が必要」など、詳しく説明します。